Voice of Cards ドラゴンの島 感想(トロコン後、ネタバレなし)

 Voice of Cards ドラゴンの島のトロフィーコンプリートが完了しました。
 ボリュームは価格相応という感じではありましたが、やっぱり雰囲気はめちゃくちゃ良かったですね。
 個人的には楽しめましたが、評価は人によって分かれるゲームだと思います。
 そこで個人的に良かった点、悪かった点をまとめていきたいと思います。

良かった点
ストーリー・雰囲気・BGM
 やっぱりNieRシリーズ作ってるだけあってBGMと雰囲気はめちゃくちゃ良かったですね。
 NieRが好きな人であればそこそこ楽しめる点もあるのではないでしょうか。
 ストーリーに関してはTRPG風なのでやや淡泊さは否めないもののTRPGならこんな感じだよねと思います。
 淡泊ではあるものの良いストーリーだったと思います。

・TRPG要素
 これは大きく評価が分かれるポイントですが、個人的にはTRPGは割と好きですができる機会もなかったので、雰囲気だけでも味わうことができたのは楽しかったポイントです。
 1人TPRGやってみたいという方にはおススメできるのではないでしょうか。

悪かった点
・戦闘のテンポの悪さ・ランダムエンカウント率の高さ

 まず、戦闘はカードの動きとエフェクトで演出が入るのですが、結構長かったりするためテンポが悪いです。
 カードで表現しようとすると物足りなくなったりはするので演出を入れるのは良いのですが、さすがに毎回は 見飽きるのでオプションに演出スキップを入れておいてくれればよかったのではないかと思います。
 また、ランダムエンカウント率が高すぎる気がします。数歩歩いただけでエンカウントすることが多々あるため、先述の戦闘テンポの悪さも相まってうっとおしくなってきます。
 このゲーム買う人は戦闘ではなくストーリーや雰囲気を重視して買っていると思うので戦闘の拘束時間の長さはミスマッチだと思いました。ただ、二週目に戦闘を全スキップして実感したのですが、戦闘が無ければ短時間でゲームをクリアできてしまったのでボリューム感をかさ増しするためにこのようになっているのかなと思いました。

・会話のオート設定、スキップができない
 会話についてはオート設定がないためいちいち決定ボタンを押して読み上げてもらわないといけないのは面倒でした。二週目については会話もスキップしたいのですが、それもできずに永遠と決定ボタンを押していて面倒でした。

・戦闘面以外でのテンポの悪さ
 例えば道具屋で回復薬を複数買いたいのに一つずつ購入数を増やさないといけなかったり、まとめて売却ができなかったりとところどころもどかしい場面はありました。そもそもゆったりとした懐かしい雰囲気を感じながらやるゲームなのであえてテンポを遅く作っている気がするのでコンセプト上致し方ないところもあると思いますが、、、

総評
 悪いところを結構書いてしまいましたが、ざっくばらんに言うとテンポが悪い、かゆいところに手が届かないUIが不満ではありました。
ただ、これらの点で良くも悪くも雰囲気を出しているのだと思うので致し方ない部分はあると思います。
 ストーリー・雰囲気・BGMはエモさがあってとても良かったと思うのでNieRから興味を持ったり、TPRGに興味があるという購入層を考えると良ゲーだったのではないかなと思います。

トロフィーについて
 
トロフィーコンプの難易度としてはかなり低い方だと思います。
 トロフィーはコンプリートしようと思う恐らく二週クリアすることになると思います。ただ二週目は戦闘をランダムエンカウントを回避できるためすぐ終わらせることができます。
 特に時限要素も取り逃しもないため一週目は特に気にせずにプレイした後、二週目で回収するのをおススメします。カードコレクションがトロフィーになっているため時間がかかるとしたらその収集だと思います。