ロストジャッジメント 控訴審における弁護方針の問題点 (chapter10までのネタバレあり)
1 はじめに
遅れながらロストジャッジメントの方購入してプレイを開始しました。
21日から始めている方もいらっしゃる?とお聞きしたので結構出遅れてしまいましたね。。。
元々龍が如くシリーズは好きでほとんどやっていて前作のジャッジアイズも楽しんで遊んでいます。ジャッジアイズか龍が如く0辺りからはシナリオの質が目に見えるくらい上がっているので本当に嬉しいです。
ただ龍が如く7が法律面の知識があまりにずさんでそこだけはずっとひっかかっていました。。
ゲーム、しかも龍が如くにそんなつっこみしても仕方ないというところもあるのですが、シナリオの質が向上している以上法律上あり得ないことが前提にされてしまったりするとやはり残念でならないのです。
ロストジャッジメントはリーガルサスペンスを謳っているのでさすがに法律上あり得ないことがあれば白けるなと不安に思っていました。
2 ロストジャッジメントにおける法科大学院生的に違和感を覚えたところ
恐る恐る始めましたがシナリオ上大まかなところは法律上の問題はないように思います。
ただ、控訴審における弁護の仕方として被告人の意思に反して別件の殺人罪の立証をして迷惑防止条例違反について無罪を主張するというような流れに現在なっています。
これさすがに弁護士、弁護人として問題のある行動だと思うのですがどうなんでしょうか?
被告人を弁護すべき弁護人が被告人自白した被告人に不利な事実について積極的に主張して裁判所に認定してもらうのは弁護士職務基本規程で定められている被告人との関係での誠実義務や守秘義務に反する行為です。弁護人が痴漢事件の無罪のために被疑者の意思に反して殺人事件の被疑事実を立証する訴訟活動を行うことは誠実義務や守秘義務に反する行為といえるように思います。
もし、このような問題行為をすると弁護士会から懲戒を受ける可能性があり、弁護士としてのキャリアは非常に傷つくことになるでしょう。
法曹倫理には詳しくないですし、底辺ロー生なので変なこと言っていたら申し訳ないのですが現実にこんな弁護を行うのはまずいのではないかと思います。
あと痴漢について無罪主張を行うにあたっては被害者の偽証等を覆すことによって迷惑防止条例違反の事実を真偽不明にすればよいはずなので殺人のアリバイに利用されたとかまで言う必要があるのかも疑問です。
取り急ぎまとめましたが、現在はchapter10の途中です。
ドラマなので仕方ないのですが結構違和感でいいのかなと思いました。。。
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